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卒業制作展の感想。


そろそろblog再開します。
卒業制作展、見てきました。
覚悟を決めて個人的卒業制作ベスト5。
あくまで僕の好みです。


1位・・・「fluctuation」
2位・・・「染色壁」
3位・・・「くねくねブロック」
4位・・・「BWV1081」
5位・・・「from the lead to flow」
     「geo surfeces」



1位と2位と3位は相当に迷いました。僅差、個人的な趣味、便宜的なランク付けです。


1位・・・「fluctuation」
コーポラティブハウスの新しい形態と言ってもいいのだろうか?現状のコーポラティブハウスでも、他の分譲型マンションと比較すると様々なコミュニティーが生まれる可能性があるが、この作品には更に多くの可能性を感じた。個人・血縁・地縁それぞれのスペースを、水平に展開するグリッドや垂直に展開するレイヤーで明確に区分してありながら、配置の妙によって、計算と偶然が交じり合ったコミュニティーを生むことに成功している。
ボードのまとめ方も上手。正方形×4のフォーマットが見やすい。ビジュアルが綺麗。あまり余白は無いのだが、紙面に余裕が感じられるのは、ダイアグラムを効果的に用いて文字数を少なくまとめ、図を多く配置したからだと思う。何故その建築形状になったかというプロセスも、論理性があり、また、わかりやすくまとめてある。
模型も綺麗。木材、バルサ材等を用いると、スチボにはない高級感がでると感じた。
今までの彼の作品は、主にランドスケープ(タウンスケープ?)をつくろうとするものが多かった(ホテル、結節点など)。今回はオブジェクト指向が強いと感じたが、それでも彼の「理論から形をうむ」というスタンスがみえて興味深かった。

2位・・・「染色壁」
発想が面白い。生物学や自然のシステムのプログラミングによる建築の形の自動生成というのは、最近よく取り上げられるテーマ。今回の勾当台公園近辺の計画については1つのケーススタディでしかないという姿勢で作成していることが大事だと思う。ボードをみれば、この建築が、環境や条件の入力によってどのような場所にでも成立しうるシステムであるというのがわかる。
理論的ではあるが、かなり暴力的な提案でもあると思う。その理由により2位。でも一方で、そこが彼の良いところであって、建築の可能性を広げる種になるのだとも思う。
ボードと模型に関しては、1位と同じです。

3位・・・「くねくねブロック」
作品完成度としては相当高い。市販できるレベルだと思う。
20日のPM2:00~PM6:00までの4時間滞在の中でも、多くの人がパーツをクネクネさせていた。来客の年齢層を考えると仕方の無い事だが、あまり子供が遊んでいないのが残念だった。しかし、大人がクネクネさせて遊んでいるところ、「うわー、新感覚!」と言っているところ、大人にも楽しいおもちゃ。
展示の形状として高さ80cm程度のテーブルの上に置くしかないというのもあるが、子供が触れない高さだと感じた。スーパーの子供預かり所のようなスペースを作って置く事ができれば、子供が集まる空間になったかもしれないと感じた。スペースの都合と展示会という名目の上、無理ではあるのだが。
搬入時とあまり全体の造形が変わっていない事が残念。パーツ一つを触る人は多くいたが、実際に組み合わせて新しいものを作ろうとしている人はいなかった。これも狭いテーブルの上というのが原因だと思う。見に行くたびに新しい形になっていたら楽しい。
ボードに関して、アカデミックな気配を消して体験する子供の様子を中心に構成しているのが、また、優しい言葉使いなのが、好感がもてました。

4位・・・「BWV1081」
フリーハンドかと思われた造形の全てに、何故その形になったのかという理由がある。形の無い音楽というものを媒介としてここまで形に落とし込んだのは凄い。ここまで大規模な複合施設をまとめる力も凄い。8の字ループという特殊な形状であるため、その配置をわかりやすく伝える手段として引き伸ばした展開図を描いている。シークエンスがわかりやすい。
難解な構造を解析する事ができたのなら、実設計&施工してもいいのではないかと思わせる。「仙台セントラルパーク構想」「東西線開通」「劇場都市仙台」の思想の中、シンボルとなりえる機能と造形を持っていると感じた。
だが、前期のぺデストリアンデッキ再考と比べ、インパクトが無いと感じたのは何故だろう?多分、それよりももっと複雑な機能をもっているから。もっとじっくりと読み込ん彼の考えている事を完璧に理解できたなら、もっと上のランクにいたと思う。僕の勉強不足。

5位・・・「from the lead to flow」
     「geo surfeces」

調査段階は連名、実制作は各個人で行うというスタイル。デザインへの昇華ができていないと感じたので5位に入れるかどうか悩んだが、コンセプトメイキングの段階における調査・理論付け・計算式の開発などが充実しており、説得力のあるものだった。制作段階にはまだいたっていないが、コンセプトの説得力、都市における動線問題のとらえかた、社会的意義など、今作品展ではトップクラスではないかと思う。
ボード、PCアニメーション等、ビジュアルが綺麗。通行量を示す上でアニメーションはわかりやすいし、目をひくものだと感じた。時間の都合上、模型が丁寧でないのが残念だった。
1つの調査結果から2人が出した答えの違いもまた面白い。一方は垂直方向への展開、一方は水平方向への展開。公開コンペのような、こんなスタイルの卒業制作展示会があっても面白いかもしれない。


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みんなすごい・・・!!!
あくまで個人の意見です。
さぁ、今年は頑張ろう。


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コメント

ブーデーのblogからやってきました。
ヒロシっ!僕、1位じゃないですか!
我感激。涙がこぼれたとです・・・
だって俺よりよく理解しているもん。

んでリンク貼らせてもらいます。
知ってるかもかもだけど一応

http://www.doblog.com/weblog/myblog/24267

  • 2005/02/24(木) 16:19:08 |
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